吾輩は起業家である

第8巻

株式会社オーシャナイズ
「"不可能に思うこと”はまだない」

更新:2006/7/24
文:工藤 肇(法政大学)

第1章 無料でコピー?!

株式会社オーシャナイズのプロフィール
株式会社オーシャナイズの棚橋さん、太田さん、菅澤さん、筒塩さん、永澤さん

2005年11月28日設立。代表取締役の筒塩快斗さん(慶應義塾大学4年)をはじめ、大学生5人で活動している。全員が大学生という特性を活かし、大学内に無料コピー機を設置する「タダコピ」を中心とした学内メディア事業を展開。現在4大学5キャンパスでサービスを開始し、より多くの学生に有益な情報を発信することを目的としている。
(写真:上段左・棚橋さん、中・太田さん、右・菅澤さん、下段左・筒塩さん、右・永澤さん)

取材には、筒塩さん、永澤雄(取締役・中央大学4年)さん、棚橋智さん(監査役・法政大学4年)にお時間をとっていただきました。 今回は、会社設立までの流れについて、聞いてきました。


まず、この「タダコピ」というアイデアについて。これはどこから来たんですか?

筒塩:

(敬称略)


このアイディアは昔からあったみたいです。タダコピ
慶応や明治のサークルがやろうとしていましたし。それに、本来有料じゃないとできないことを、広告料金でまかなうってことはよくありますよね。テレビやR25とかもそうだし、名刺の裏に広告をつけることだってありますね。

なるほど、たしかに。では、実際「これをやろう!」っていうふうになったきっかけは?

筒塩:

前に中央大学で、普通10円のコピーを、裏に広告をつけることで5円でできる場所があったらいいな、という案が出たらしいんです。

永澤:

そうそう。で、それを知ったのが始まりですね。これを知り合いのやつとやろうとしてたんだけど、うっかり同じ中央大学の太田に話しちゃったんだよね。そしたら、『俺も仲間に入れないとバラす』とか言い出して(笑)

筒塩:

そのあと、俺が仲間になって、太田と永澤と一緒に東京都主催の起業家選手権に応募したんですよ。あと、俺はもう1つ、菅澤と「フリースペース」っていう風俗無料相談所の風俗じゃない版みたいなのを応募してて。

棚橋:

あと、自分は太田と「スタート」っていうフリーペーパーのビジネスモデルで応募してたんです。

みんな最初から一緒だったってわけではなかったんですね。結局、東京都の起業家選手権の結果はどうなったんですか?

筒塩:

東京都の起業家選手権の結果について語る
それがなぜか、このタダコピのビジネスモデルは予選落ちしちゃったんですよ。それで「東京都おかしいだろ!」ってなって(笑)
今度は、スプリングウォーターNPO主催の「トリガー2005」に挑戦したんですよ。応募したのは〆切2日前だったけど、今回は順調に決勝に進めて、優勝できました。それで、その優勝賞金と、みんなでかき集めたお金で、このオーシャナイズを立ち上げました。

その後、棚橋さんと菅澤さんが加わるわけですね。

筒塩:

そうですね、まぁそれ以前に話に聞いたりとか、ちょこっと会ったこともあったんだけどね。

棚橋:

でも実際に今の5人が揃ったのは、叙々苑での集まりが最初でしたね。昼のランチタイムに、みんなで牛丼を食べながら。そこで社名をどうするかっていう話になって…。叙々苑にいたから、ジョジョドライブにしよっかーとか、やたら、ジョジョを使おうとして…。

永澤:

最終的に、『オーシャナイズ』という社名になりました。

なぜ「オーシャナイズ」になったんですか?
「オーシャナイズ」になった理由

筒塩:

海って、大きくて世界を繋げてるじゃないですか。それで、オーシャン。それに「組織する、作り出す」っていう意味のオーガナイズを組み合わせて、『オーシャナイズ』っていう造語を作ったんです。。

永澤:

だんだんしっくりしてきたね。最初はあんまりしっくり感じなかったけど。

棚橋:

まぁ、他の案はもっとしっくりしなかったからね(笑)

というわけで、いよいよ会社の設立に。
次回は、核となる事業「タダコピ」の実現について、お話してもらいます!

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